通販ショップ側の上手なクレームの対応方法と付き合い方では、経験に基づいたクレームへの意識や対応についてご紹介しました。
ですが、ひとたび「クレーム」が発生してしまうと、それなりの労力と時間を要する事になります。
そこで今回は、クレームが発生し難く、回避し易いサイトの作り方をご紹介したいと思います。
「特定商取引法に基づく表記」は分かり易い内容で作る
オンラインショップ(ECサイト)の運営には日本の法律上必要となる「特定商取引法に基づく表記」の明示を、通販ショップのウェブサイト上に必ず行う必要があります。
(関連記事・・・ECサイトには必ず必要な「特定商取引法に基づく表記」の作り方・必須内容)
ここでは販売者の情報はもちろん、例えば返品や交換が出来るのかどうかや、送料や手数料など、事前に取引についてのルールなどの詳細事項を明記する場所になるため、取引後にトラブルにならないためにも、利用者にとって分かり易い内容で作成します。
「利用規約」を用意する
「利用規約」については、明記の義務は課せられていませんが、「特定商取引法に基づく表記」と併せて、「その通販店独自のルール」という意味も含めて作成する事により、特に理不尽なクレームを未然に防ぐ事にも繋がります。
そして利用規約のページを用意した際には、「特定商取引法に基づく表記」から「利用規約」へ、「併せて必ずご確認ください」といった形のリンクを貼る事をおすすめします。
もしくは、ショッピングカートの中などの、目に入り易い場所へ「特定商取引法に基づく表記」と「利用規約」を必ず確認してもらう旨のリンクなどを表記する方法もあります。
利用者目線に立ってサイト作りをする
「オンラインビジネス」はお互い顔が見えない状況で取引を行うのが普通であるため、利用前の情報が少なければ少ないほど、その利用に対する不安も高まります。
そこで、お客側の目線に立ってサイト作りをする事で、より利用者に安心感を与えられるオンラインショップ(通販ショップ)作りに繋がってくると思います。
安心感や満足感が高ければクレームも少ない
クレームには、そのサイト利用でのサービスへの不満や要求なども含まれているため、各利用者にとってのそのオンラインショップで得られる安心感や満足感が高ければ、おのずとクレームも少ない通販店になると思います。
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