SEOとは「Search Engine Optimization(検索エンジン最適化)」の略語で、世界で一般的な定義としては「ある検索エンジンの検索結果の上位に表示させつつ、ある特定のウェブサイトへの訪問者数を最大化するプロセス」とあります。
そして、検索エンジンで上位に表示させるためにも、この対策を講じる事が「SEO対策」となります。
SEO対策の必要性
まず、せっかく作ったホームページやブログ、オンラインショップなどは、誰かに訪問してもらわなくては何も始まりません。
とても素敵な情報提供や商品(商材)を販売している(しようとしている)のに、「SEO対策」をおろそかにすると、しっかりと訪問者を自サイトに誘導する事が出来ない(アクセス数が伸びない)ため、運営を続けて行く事がとても困難となります。
そこで「SEO対策」を行う事で、ウェブサイトの存在を検索エンジンに伝え、また併せて、そのウェブサイトに合った適切なキーワードを伝えていく事で、検索エンジン結果上位表示と、最終的なウェブサイトへの訪問者数の最大化に繋げる事が出来る(アクセス数を伸ばせる)訳です。
SEO対策って難しいの?費用も必要なの??
「SEO対策」と初めて聞くと構える人も多いかと思いますが、実際に行うべき事はとてもシンプルな内容です。
また、「SEO対策」はお金を掛けずに自分達で簡単に取り組めるプロセスで、逆に被リンクを購入する等による「お金を払って得たSEO対策による検索エンジンの検索結果上位表示」は、各検索エンジンが嫌う行為であるため、むしろ止めるべきです。
(ひどい場合、特にGoogleですと、永久追放という怖い仕打ちも用意されています)
SEO対策で最も意識すべき重要項目
ウェブサイトの各ページを表示させるために、その記述事項の一部として<head>~</head>タグという箇所の中に、タイトル(<title>タイトル</title>)と、以下2つの「メタタグ」を記述出来ます。
<meta name=”DESCRIPTION” content=”そのページの説明“>
<meta name=”KEYWORDS” content=”そのページに最も適したキーワード(半角,で区切る)”>
最近では「キーワード部分は特に無くても大丈夫」といった情報も何度か耳にした事はありますが、経験上漏れなく記述する事をおすすめします。
上記重要項目の記述方法
ウェブサイトは基本、メインページとその他の複数のページで構成されています。
そこで記述する際は以下のような感じで、各ページに合ったネーミングや説明、キーワードを意識しながら行います。
(あくまで記述例となっております)
■ タイトル: タイトル部分は「検索結果」・「ブラウザーバー」・「お気に入り」に表示される部分となり、「サイト名」と「ページ内容」を簡潔に表記する必要があります また訪問者の視点も意識し、その「タイトル」からサイト内容が想像できる文章であれば最適です (ほとんどの検索エンジンのタイトルは最大60文字です) ・メインページのタイトルの記述例 ・サブページのタイトルの記述例 |
■ DESCRIPTION(そのページの説明): 検索結果のタイトルの下に表示される、そのページの説明部分となります タイトルで設定したキーワードと統一し、ターゲットを決めたキャッチコピーを設定するとより効果的です (ほとんどの検索エンジンの説明は最大160文字です) |
■ KEYWORDS(そのページに最も適したキーワード): ウェブサイト上には表示されませんが、検索エンジンのクローラーが巡回した際に参考にされる部分です 5~10個で重要度の高い順に左から、半角カンマ区切りで入力します また、タイトルで設定したキーワードと統一するとより効果的です |
また、各ページを作成する際、そのページにとって重要度が高く、かつ関連性の高いキーワードをほどよく取り込む事も意識するようにしてください。
(キーワードを過度に詰め込む事は逆効果になるため注意が必要です)
なお、ここで記載のタグ入力文字数については、WordPress(ワードプレス)でSEO対策を行う際には必須プラグインとも言える「All in one SEO」の内容を引用しております。
検索エンジン毎のSEO対策が必要
検索エンジンには、どのような条件でウェブサイトの検索結果位置を上げたり下げたり、どのキーワードが一番マッチするかなどを決める「アルゴリズム」と呼ばれる、プログラムによる計算方式があります。
またこの計算方式は検索エンジン毎に異なるため、「検索エンジン毎のSEO対策」が本来必要となります。
しかしながら一つのウェブサイトを、複数の検索エンジンに合わせてSEO対策を講じる事はほぼ無理であるため、私自身は常に「Googleのアルゴリズム」を意識した「SEO対策」をとるようにしています。
その理由について具体的にご紹介します。
■ Yahoo! JAPANの検索結果はGoogleの内容と同じ: 昔は別々のアルゴリズムを使っていたのですが、現在はYahoo! JAPANも「Googleのアルゴリズム」を利用しており、Yahoo! JAPANの利用者も多い事から、Googleが最も有効です |
■ BingよりもGoogle: 「Bingのアルゴリズム」はあいまいなため、SEO対策を練るのが難しく、また、日本国内で「Bing」の検索エンジンを敢えて利用する人はとても限られているので、Googleだけで十分と思います |
■ 海外向けもGoogleで: 「Bingのアルゴリズム」を使う検索エンジンは、「yahoo.com」で、主にその利用者が多いとされていた国は「アメリカ」や「香港(Yahoo雅虎香港)」、そして「台湾(Yahoo奇摩)」でした そのため、グローバルウェブサイトを、日本国内向けと各言語向けのウェブサイトを分けて作成すれば、検索エンジン毎にSEO対策も可能ですが、経験上最近では上記3カ国からのサイト訪問でも「Google」が一番多く使われていました また、韓国については「ほとんどの韓国人はNaverで検索する」とよく言われており、韓国向けのウェブサイトを作成した時には「Naver」を意識してサイト構築を行っていたのですが、実際の訪問経緯の検索エンジンは「Google」が一番多く使われており、海外向けもGoogle向けSEO対策でよいかと思います |
■ Google向けSEO対策の参考ページ: Googleで用意されているヘルプ「Google と相性の良いサイトを作成する方法」も参考になると思います |
中国向けは百度のSEO対策が必要
中国本土では世界的に有名なサービスはほぼ使えず、Googleもその内の一つで、そもそも中国本土でGoogle検索エンジンにアクセスすら出来ない状態です。
そこで、中国本土で広く利用されている検索エンジン「百度(バイドゥ・Baidu)」へのSEO対策が必要となってくるのですが、「百度のアルゴリズム」もあいまいなため、Bing同様SEO対策を練るのが難しいのが現状です。
そのため、現状で簡単に出来るSEO対策があるとすれば、Google向けSEO対策のまま中国本土向けサイトの構築はするものの、言語は必ず中国本土で最も一般的に使われている「简体中文」を使う事くらいかなと思います。
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