海外向け越境ECに対応したオンラインショップ(ECサイト)を用意する際、「SEO対策」も考慮した場合、販路ターゲットとする国の利用者に合わせた言語で作成するのが最も効果的です。
通常検索エンジンで入力するワードやフレーズは、いつも使い慣れた自国の言語で入力するのが普通だからです。
■ SEO対策に関する記事・・・「SEO対策」って何なのか?その意味と必要性
ただ、各国の言語毎に対応させる事は困難であるため、今後更に主流になるであろう「英語」、「简体中文(主に中国本土向け中国語)」、「繁体中文(主に香港や台湾向け中国語)」向けのサイトは用意しておきたいところです。
そこで、最も有名でおすすめな翻訳ツール(翻訳アプリ)をご紹介です。
Google翻訳
やはり英語の本場アメリカに本社を持つグーグルの翻訳ツール(翻訳アプリ)「Google翻訳」が英語には一番適していると思います。
ただ、中国語の翻訳用に使う事については、文法の違いと、漢字の使い方に不慣れである事が原因なのか、誤訳になっている事が多かったため、経験上おすすめしません。
百度(バイドゥ)翻訳
简体字、繁体字向けは、やはり本場の文法や漢字の使い方に慣れている「百度(バイドゥ)翻訳」を使います。
ただ、これは「Google翻訳」にも言えるのですが、日本語から中国語へ翻訳した場合、おかしな単語やフレーズに訳される事が多いです。
おそらく、日本語と中国語の文法の違いと、漢字の持つ意味の違いが原因であると思います。
そこで「百度(バイドゥ)翻訳」で中国語に翻訳を行う場合は、文法に似た部分を持つ「英語」から「中国語」に翻訳するほうが、しっくりした文やフレーズに仕上がり易いです。
そのため、先ずは「英語版のオンラインショップ」作成から始めると進め易いと思います。
简体字、繁体字はGoogle翻訳で一括変換
繁体中文を英語で言うと「Traditional Chinese(伝統的な中国語)」、简体中文は「Simplified Chinese(簡素化した中国語)」で、繁体字の漢字が総じて難しく画数も多い事から、簡素化して使用出来るようにして登場したのが「简体中文」です。
そのため基本文法は同じで漢字が違うだけなので、どちらか一方の言語のウェブサイトを作ってしまえば、後は「Google翻訳」で翻訳が完了していない中国語の言語へ一括変換するだけになります。
翻訳された単語(アイテム名)などが正しいかどうかは検索エンジンの画像検索でチェック
翻訳ツール(翻訳アプリ)はとても便利な一方で、本当に翻訳された結果が正しいかどうかを常に疑いながら翻訳作業を行う必要があります。
そこで、翻訳結果がどういった意味を持つのかをすぐに調べられる方法がGoogleや百度の「画像検索」です。
例えばグーグルで「Apple」と検索を行うと、主にアメリカのアップル社のシンボルマークやりんごの画像がたくさん出てきます。
つまり英語の「Apple」は「りんご」として考えて間違いなさそうだな!と想像出来ます。
(言語設定はチェックしたい言語に合わせた方が、結果の正確性もアップします)
大量な文字の翻訳なら有料サービスを使う
AI翻訳サービス「COTOHA Translator」(有料サービス)
無料で出来る翻訳サービスは、オンライン上でいつでも、どこでも行えるのが魅力的ですが、膨大な文字の一括翻訳などには対応しておらず、また、機密事項などの翻訳を無料ツールで行うのはセキュリティ上好ましくありません。
そこでご紹介なのが、NTTグループ企業である株式会社みらい翻訳が国立研究開発法人情報通信研究機構と共同開発した、AI翻訳サービス「COTOHA Translator(コトハ トランスレーター)」です。
■ TOEIC960点『超』レベルの翻訳精度&高セキュリティ
ニューラル機械翻訳技術によりこれまでにない翻訳精度を実現、専門用語も辞書登録で対応可能。英語に加えて中国語(簡体字)も高精度に翻訳。翻訳結果ファイルやお客さま登録辞書など、すべて暗号化。
■ 「ファイル翻訳」で会議資料やレポートをまるごと翻訳
ファイルをドラッグアンドドロップするだけ、 誰でも使えるシンプルなユーザーインターフェース。
■ 圧倒的な翻訳スピードで「働き方改革」を実現
翻訳時間は人間の数十~数百分の一、翻訳作業に稼働を奪われる時代は過去のものに。
契約前に、1カ月無料トライアルも可能となっているので、ぜひご興味ある方はお試しください。
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