無料で通販ショップを始める場合や、楽天市場やカラーミーショップなどの有料サービスでショップ運営などは、既にサービス会社が用意したシステムやプログラムを使って、オンラインショップ(ECサイト)の運営を行うため、初心者やすぐにでもオンラインビジネスを始めたい方、プログラム知識が無い方などにとってはとても有難く便利です。
ですが長くオンラインビジネスを行っていると、例えば「ショッピングカートの○○の部分が○○な風になったらいいのにな」とか、「注文情報入力画面に手を加えたい」など、更に自社に合ったデザインやシステムのカスタマイズに対して要望が強くなってくるものです。
そこで自社オリジナルのオンラインショップ(ECサイト)を作り運営を行うメリットについてご紹介したいと思います。
ドメイン、サーバー、ショッピングカートなど自由な組み合わせが可能
この点がオリジナルサイトを作る上で一番のメリットであり、醍醐味かなと思います。
ドメイン取得を行う会社、データやプログラムをアップロードしたり保管するためのレンタルサーバー、メインとなるホームページデザインの構築、そして受注の受け皿となるショッピングカートプログラムの準備や構築など、その全てを自由に選択出来、かつ自由に作成や構築が可能になります。
選び方でコストの大幅削減にも繋がる
例えばドメイン取得に関して、有名なところでは「独自ドメインの取得なら1円~」をうたうお名前.com。
ここで今「.work」という内容でドメインを取得した場合、登録料金は「1円」、1年ごとの更新料金は「990円」で好きなドメインの利用が出来ます。
そして今度はレンタルサーバーですが、さくらのレンタルサーバのスタンダードプランを年間一括払いにした場合、初期費用「1,029円」+年間費用「5,142(月額換算¥429)」 = 「税込6,171円」となります。
また、エックスサーバーのX10プランを12ヶ月利用で申し込みした場合、初期費用「3,000円」+月額費用「1,000円」×12ヶ月 = 「15,000円(税込16,200円)」となります。
更にさくらのレンタルサーバとエックスサーバー
、そしてConoHa WING
は、無料で高機能なショッピングカート付きで、自由なECサイトの構築が簡単に出来る「EC-CUBE」をすぐにインストールして使えるため、今からでもすぐに自社オリジナルのオンラインショップ(ECサイト)作りを始めることも可能です。
(EC-CUBEについてはまた改めて記事にしたいと思います)
支払い方法の導入プランも自由自在
決済代行会社のサービス形態や料金も多種多様なため、例えばクレジットカード決済導入一つでも、一度の決済手数料についてある会社は「3%」、別の会社は「5%」などの差や、月額料金が発生したり、クロネコwebコレクトのように決済手数料以外に固定費用が発生しない決済代行会社もあります。
そのため決済代行会社も選び方次第では、コスト削減にも繋がります。
全て自社でECサイト運営を行う際の注意点
自社で全てのオンラインショップ(ECサイト)運営を行う場合、自由自在に好きなサイト構築が出来るのはとても魅力的なのですが、自由である半面、一歩間違えるとショップの信用を一気に落としてしまう事態にもなる可能性を秘めている事に注意してください。
例えばセキュリティ面について、ショッピングカートや受注システムなどのプログラムは、自社がレンタルしたサーバーへインストールする事になり、受注の際に得た顧客情報は全てサーバー上に保管されている形になります。
もしここで管理体制が甘いと(パスワードなどが簡単や常時SSLサイトになっていない、重要データへ簡単にアクセス出来るなど)情報漏えいやハッキングリスクが高まります。
また、予期せぬサーバー障害などにより、サイトが急遽閲覧不可になったり、受注データや顧客データの一部が破損してしまうといった事態も想定されるため、常にバックアップなどにも気を遣う必要性も出てきます。
まとめ
セキュリティ面への危機感を常に持ち、管理体制をしっかり行う事を前提にすれば、自社でECサイト運営を行える事は楽しくもあり、色々な可能性も秘めた運営に繋がると思います。
また、やはり管理に対して少しでも不安があれば、既にサービス会社が用意したシステムやプログラムを使って運営する事をおすすめします。
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